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災害時サポート|まもっちの安全・安心ステーション|とりくみ(地域貢献事業)

いざというときの応急手当。地震などの大きな災害が発生したとき、多数の負傷者が発生します。ひとりでも多くの命を救うために、基本的な応急手当を身に付け、覚えておきましょう。

出血がひどかったら 〔止血法〕

1.傷口を圧迫する・傷口に、ガーゼや清潔なハンカチなどを直接当て、強く圧迫します。|2.傷口を心臓より高くする|3.止血帯を巻く・圧迫止血ができないときは、止血帯を巻きます。巻き方は傷口より心臓に近い部分をタオルやスカーフなどでかたく結びます。かたい棒などを結び目に差し込み回転させて、血が止まるまで締め上げたあとに固定します。

骨折の疑いがあったら

1.動かさないようにして、すぐに傷や出血の手当|2.患部を固定する・副木を当て、骨折した部分の上と下の関節を固定して、骨折したところがずれないようにしましょう。もしも無い場合は、手近で代用できるものを使いましょう。|3.安静にして、早めに医療機関へ

やけどをしたら

1.早く水で冷やす|2.患部にガーゼを当てがう
冷やした後は、やけどした部分を清潔なガーゼ、または布などで軽く包み、その状態で医療機関へ。|3.水疱(水ぶくれ)をつぶさないようにする

心肺蘇生法、一刻をあらそう場合、あなたにもできる蘇生法

意識がなかったら

気道の確保

意識を失うと、舌根がのどの奥に落ち込んで気道をふさぎ、呼吸ができなくなります。そこで、呼吸するときの空気の出入りする道を開く「気道の確保」を行います。片方の手のひらを患者のおでこに、人差し指と中指を下あごの先の骨の部分に当て、あごを持ち上げ、頭を後ろにそらせましょう。

呼吸がなかったら

人工呼吸

1.息を吹き込む・気道を確保したまま、患者の鼻をつまみ、口の周りから息がもれないように、患者の口をおおい、息を吹き込む。1.5〜2秒かけて吹き込むと、患者の胸が軽くふくらみます。|2.口を離し、胸の動きを確認する・うまく人工呼吸できたときは、吹き込み時に盛り上がった胸が、口を離したときに沈んでいくのがわかります。|3.最初に2回以後は5秒に1回ずつ・最初に2回静かに行う。以後は5秒に1回のリズムで繰り返す。ただし、乳幼児の場合は口と鼻を同時におおって、3秒に1回ずつ、吹き込む量は胸が軽くふくらむ程度に行いましょう。

意識も呼吸も脈もなかったら

心臓マッサージ

1.準備・平らな場所にあお向けに寝かせ、救助者はその横わきに両ひざ立ちの姿勢をとります。|2.圧迫・胸部の下半分に、片方の手のひらの手首に近い部分を当て、その上にもう一方の手のひらを重ねます。ひじを伸ばし、胸全体が3.5〜5cm沈むように胸骨を押します。乳幼児の場合は、2本の指を当て、1.5〜2.5cm沈むように押します。|3.繰り返す・圧迫し終わったら、体を起こし、手の力をゆるめます。この動作を1分間に80回〜100回(乳幼児は100〜120回)のリズムで繰り返します。

人工呼吸と心臓マッサージの組み合わせ方

1.1人で行うとき・気道を確保した後、人工呼吸を2回行い、頸動脈で脈を5秒確認し、脈が触れないときは、心臓マッサージを15回行います。そして、人工呼吸を2回、心臓マッサージを15回。これを繰り返します。(乳幼児の場合は、人工呼吸を1回、心臓マッサージを5回の割合で)|2.2人で行うとき・1人が心臓マッサージを5回行う間に、もう1人が人工呼吸を1回行います。※AED(自動体外式除細動器)の使用手順も修得しておくことをお勧めします。